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2007/6/25
熊本・福岡県で「カッパ」伝承を調査
私が共同研究員をしている(大学共同利用機関法人・人間文化機構)総合地球環境学研究所(京都市)の資金援助を受け、5月11日〜14日、 阿蘇山、熊本県菊池市、福岡県柳川市、福岡市などで「カッパ」伝承にかかわる文献調査および聞き取り調査を行ないました。何しろ、江戸時 代より以前から、九州北部はカッパにまつわる奇談が数多く語られてきた場所で、カッパを研究するのは最高の土地といえます。
カッパは妖怪のなかでも代表的な存在ですが、実は、それがどのようなモノであったのかはよくわかっていません。全国のカッパ伝承を見渡 した、大まかなレベルの研究はあるのですが、ひとつの地域社会に的をしぼったカッパ研究は始まったばかりなのです。
カッパは川(水)の神であると同時に、人を川にひきづりこみ溺死させる悪い存在でもあります。ここから、かつての日本人と川(水)とい う環境との関係のあり方を浮き彫りにすることができます。
はてさて、いったいどのような理由から、かつての日本人は「カッパ」を生み出したのでしょうか? そうした謎解きに今後5年間かけて挑もう と思っています。
(高岡弘幸准教授:2007/6/25)
かつてカッパが出没したという川(菊池渓谷)
カッパに似合う風景(菊池渓谷)
カッパを祀る天地元水神社(熊本県)
カッパ除けのおまじない
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